矢倉5手目▲7七銀


矢倉中飛車の復活

矢倉5手目▲7七銀はなぜ消えたのか。
結論から言えば、後手に無用な変化の余地を与え、
先手としてはつまらないからである。
その一例として、矢倉中飛車が有効に成立する余地があることが挙げられる。
本譜手順を参照されたい。
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後手の高等戦術

矢倉5手目▲7七銀が消えた理由として、
後手に無用な変化の余地を与えるからであると述べたが、
それは矢倉中飛車の成立する余地があるのみならず、
角を右に引くことにより、玉を固く囲う変化を与えることも理由の一つである。

もっとも、これで、すぐに先手が悪くなるわけではない。
現に、▲谷川-△羽生戦(1992/10/29~30竜王戦第2局)では、千日手だった。
しかしながら、後手としては千日手なら歓迎であろう。

このように、現時点では、矢倉5手目▲7七銀は最善とはいえないのではないか?
と考えられるようになり、矢倉5手目▲7七銀はほぼ姿を消し、▲6六歩が主流となった。
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