△6二飛戦法


△6二飛戦法の成功例

上掲の手順は、初期の△6二飛戦法のものである。
初期△6二飛戦法の典型的成功例を示した。

この戦法は、飛車先不突き矢倉への対抗策として流行した。
しかしながら、手順中、3筋の歩を交換する構想は後手陣への影響が少なく、
ややぬるいのではないか、とかんがえられるようになった。
そこで、△6四歩と、△6二飛戦法の雰囲気が出たら、
▲2六歩と飛車先の歩を突く将棋が増えていった。
次項で、初期の△6二飛戦法を咎める指し方を紹介する。

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初期△6二飛戦法への対策

初期の△6二飛戦法に対しては、じっと固めてカウンターを狙う
構想が広まった。
先手陣はかなり攻めこまれても崩れない。
一方、後手陣は、囲いが薄く、勝ち切れないと判断され、
この戦法は潰えるかに見えたが、塚田八段(当時)が新風を吹き込む。
塚田八段(当時)の新構想は次項で見てみよう。

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驚愕!塚田新構想

塚田八段(当時)の驚愕の新構想は△4四角である。
二枚換えを許す上、飛車まで成り込まれるので、常識では考えられない
手順であるが、2筋からの逆襲を狙っている。
では、塚田新手に対する対抗策を次項で見てみよう。

塚田八段(当時)の驚愕の新構想の参考棋譜はこちら


塚田新手に対する森下の対策

塚田新手に対する森下の対抗策を見てみよう。
森下はじっと固めてカウンターを狙う。
後手の出方を見てから対応するのがなんとも森下らしい構想で、
△6二飛戦法は行き詰まりを見せたかに思われたが、
より過激な手順が発見された。
次項では、その手順を見てみよう。

塚田新手に対する森下の対抗策参考棋譜はこちら


さらなる過激な手順の成否

森下の対抗策により、△6二飛戦法は新たな攻め筋を
考案する必要に迫られた。
それを編み出したのは、ベテラン宮坂だが、実戦では、
森下にうまく対応され、失敗している。
しかしながら、その二週間後、塚田が宮坂と同じ手順に踏み込む。
対するは米長。塚田は攻め合いを選ぶが、米長は完璧な差し回しを見せ、快勝。
これを機に、△6二飛戦法は消えていくこととなった。

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