塚田スペシャル


塚田スペシャルの基本

まず、塚田スペシャルの超基本手順から紹介する。
△2八歩を打ちたくなるが、これがワナ。
駒得するが、2筋を破られてしまう。
もちろん塚田スペシャルの狙いはこれだけではない。
もう少し、深く追求してみよう。


塚田スペシャルの破壊力

本譜の手順は、1986年8月22日王将戦▲塚田-△中原戦から
そのポイントを抜粋したものである。塚田スペシャルの破壊力が
よく表れている。もう少し変化を追ってみることにする。

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△6三銀の変化には?

△6三銀に対しては、端攻めが機敏で先手の作戦勝ちがはっきりした。
以上、見てきたように、塚田スペシャルはその優秀性から、大流行し、
塚田自身も公式戦22連勝という当時の新記録を打ち立てた。
次に、塚田スペシャル破りの決定版となった手順を紹介する。

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塚田スペシャル破り・谷川新手

△6二銀ではなく、△7二銀が塚田スペシャル対策の常識となっていった手。
そして、手順中、谷川新手△3四歩が絶妙で、この歩を先手は取ることができない。
この対策が現れてから、塚田スペシャルを採用する棋士は減っていった。
しかし、塚田自身は、研究を加え、再度採用する。塚田の工夫を次項で見よう。

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塚田スペシャル絶滅

塚田の工夫は9筋の歩を突いておくことにあった。それならば、谷川新手△3四歩
に対しては、▲7七桂と跳ねることができる。9筋の歩をついていないと、▲7七桂と跳ねても
△8七歩で、角が死ぬ。
しかしながら、△8二飛が、塚田の研究を打ち破る好手で、先手の攻めは切れ模様だ。
ちなみに、この手を指したのも谷川である。
この手順が現れてから、塚田スペシャルは絶滅した。

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