横歩三年のわずらい

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先手が▲3四飛と歩をかすめ取ったところを△2五角と打って
咎める。それが後手△2五角戦法である。
かつて、この△2五角があるため、▲3四飛と取るのは先手が
まずいとされた。俗に言う「横歩三年のわずらい」である。
具体的には、△2五角には、▲3二飛車切りの一手であり、
駒損が大きく、先手は指し切りというのが定説であった。
それに挑戦したのが木村義雄14世名人。▲3二飛車切りから
▲7九金と、絶妙な指し回しで後手△2五角戦法に打ち勝ち、
この戦法が深く研究されるきっかけとなった。
では、本当に先手は▲3二飛車切り以外の選択肢はないのだろうか。
次項でそれを検討することとしよう。

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